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原稿整理で一番手間がかかるのは「主語と述語がわかりにくい長文」です。

例を挙げます。

”企画書の他にどんな書類が作られるのかというのは、出版社次第なところもあるが、基本的には経営陣が『欲しい』と思う情報がピックアップされ、現場に指示が飛ぶことになる”

パッと読んで、意味がつかめましたか。

主語と述語がわかりにくく、かつ無駄な情報が多い文章です。

そして文末の「現場に指示が飛ぶことになる」がやっかいで、文全体がぼやけてしまっています。

わかりやすい文章にしましょう。

STEP① 分解して意味をつかむ

文を分解し、意味をつかみます。

企画書の他にどんな書類が作られるのかというのは、出版社次第なところもあるが、

企画書の他にどんな書類が作られるかは、出版社次第である

すっきりしましたね。後半も整理しましょう。

基本的には経営陣が『欲しい』と思う情報がピックアップされ、現場に指示が飛ぶことになる
経営陣が必要とする情報がピックアップされ、現場に書類作成の指示がいく

これで文意は理解できました。

STEP②整理して、余計な情報をとる

次に余計な情報をとります。

企画書の他にどんな書類が作られるかは、出版社次第である
企画書以外に必要な書類は出版社によって異なる
主語と述語がはっきりしましたね。

経営陣が必要とする情報がピックアップされ、現場に書類作成の指示がいく
経営陣の意向に沿って、必要な書類が作られる
「現場に書類作成の指示がいく」がまどろっこしいので、「書類が作られる」に簡略化しました。

STEP③仕上げる

長文の場合、二文に分ける方法もありますが、今回は一文でいきます。

まずSTEP②の文章をつなげてみましょう。

企画書以外に必要な書類は出版社によって異なり、経営陣の意向に沿って、必要な書類が作られる

だいぶスッキリしましたが、「必要な書類」という単語がダブっていますね。

企画書以外に必要な書類は出版社によって異なり、経営陣の意向に沿って作られる

完成です。元の文と比較してみましょう。

企画書の他にどんな書類が作られるのかというのは、出版社次第なところもあるが、基本的には経営陣が『欲しい』と思う情報がピックアップされ、現場に指示が飛ぶことになる
企画書以外に必要な書類は出版社によって異なり、経営陣の意向に沿って作られる

意味はほぼ同じですが、文字数は半分以上減りましたね。

読みにくい、わかりにくい文章の大半は、「①分解して意味をつかむ、②整理して、余計な情報をとる、③仕上げる」の3ステップで整理できます。

論理的につながらないときは、書き手(著者)に尋ね、補足します。多くの場合、足りないのは「結論」と「事例」です。